
「アロマセラピーの講座をしたい!」
という生徒さんで現在カルチャースクールの講師として活動している方がいます。
私が地域新聞社のカルチャースクールで教えた生徒さんなのですが、パートをしながら月2回カルチャー教室を開講しています。
子供がまだ小学生の為、カルチャー教室は少しずつ回数を増やしたい希望でした。
今はそんなに収入にならなくてもいずれ、「子供が大きくなった時に自分のお店を持ちたい」という希望を持った方でした。
Contents
スクール講師と施術者(アロマセラピスト・エステティシャン等)との違い

アロマセラピスト・エステティシャンとして最高の技術が出来たとしても、講師として教えるのとでは全く勉強の仕方が違います。
スクールのプロとお店メインの施術者とは教え方も違いが出ます。
数年前までNHKカルチャー教室講師と地域新聞カルチャー教室を開講していました。
ベッド持参で実技も教えていましたが、「自分が出来る」と「他人に教える」では全く別物でした!
もし、「人の体を触るのは不安!」と思われているのでしたら、カルチャースクール講師などで教えながら勉強をして、いずれセラピストとして自宅サロンをオープンするのでもよいと思います!
技術を教えるのならイラスト、DVDが必須

私は手書きのイラスト入りで指導していましたが、文章のみで受講者、後輩エステティシャンに教えるのは厳しいですね・・・
熟練したエステティシャン・アロマセラピストでしたら、文章のみでも手技のイメージが沸くのですが、初心者の場合は、手技1つ1つを覚える段階でイラストDVDがないと、覚えるのが難しいです。
文章で覚えるのではなく、イメージと体感で覚えるのでイラスト、DVDが必須だと私は思います。
エステティシャンとして先輩から教わった事は、

- 常にイメージトレーニングをする
- 目の前に何もなくても、あたかも人がいるように空気に手技を施す
- 原付で出勤する時もボーッと運転するんじゃなくて、暇さえあれば、頭の中で手を動かすこと!
20代前半の素直な時期、目標を持ってやる気に満ち溢れていた時だったので、先輩に言われる事を実行していました!
始めは、「えっ!」「何言ってんの?」って思っていましたが、将来絶対にエステティシャンとして独立する未来しか見えていなかったので、実行するのみでした。
その時にする事は、頭の中でのシュミレーションです。
頭の中の自分があたかも現実世界で動いているように動くので、言葉ではなく、イラストやDVDが必須になります。
言葉で手技を覚えるよりも、簡単・近道・忘れにくいです。
カルチャースクール講師、実技プリント作り方

エステサロンの実技習得、アロマ実技習得でも必ずイラスト、DVDを使用して勉強していました。
独立するまでに3店舗経験、アロマテラピーインストラクター・アロマセラピスト資格取得の為スクールに通った時にスクールの手技、エステティシャンの資格を取得する時に日本エステティシャン協会の手技を勉強しなければいけませんでした。
店舗によって、手技が決まっています。個人店舗に勤めた時は、今まで勉強してきた全ての手技が使えましたが、大手サロンでは手技を統一しなければいけませんでした。
どんなに、いい手技をスクールで勉強していたとしてもサロンでは使えませんでした
色々経験した中で自分がコレ!という手技を少しずつ完成させて、自宅サロンではその手技を使っていました。
実技プリントの作成は今まで使っていたエステサロンでの資料、資格取得の際に勉強した資料を参考に人型を書いて手技のイラスト+文字を書いていました。

- 両手でオイルを温める
- 左足首からオイル塗布
- 太もも付け根、ショーツラインまでオイル塗布
- ショーツラインから流れるように足首まで戻って足裏を通って親指から抜く

初心者には1つ1つ細かくイラスト入りで書かないと伝わりにくいです。
個人的にエステサロンで独立したい知り合いに三脚を使ってビデオカメラで撮影をしたこともあります。
依頼者に私がトリートメントをしている場面をカメラで撮影しました。
それを見ながら自宅練習をしていたようです。
温泉施設のセラピストを経て自宅サロンをオープンさせました。
カルチャースクール講師、講座プリントの作り方

実技プリントよりも講座プリントの方が作りやすいです。
私の場合はこんな内容の制作物をしていました。
- アンチエイジングクリーム
- コエンザイムQ10クリーム
- ミツロウリップバーム
- ミツロウキャンドル
- とろっと美白エッセンス
毎回1時間半で使う基材の勉強と工程を学習した後、作業をしていました。

- 全ての道具、材料を揃えて一度家で練習をします。
- ミツロウを溶かすのだったら湯煎はどうするか?
- 湯煎の道具は何個必要か?
- 時間があまりすぎないか?時間が足りない!という事は1度もなかったのですが、時間が余るからどうしよう!と思う講座は何度もありました。その時は自宅で栽培しているレモングラスのハーブティー、お湯、紙コップを持参してティータイムを開いて、今後どんな制作物をしたいか?疑問点など話し合ったりコミュニケーションタイムとして時間を使っていました。
- レシピは基本を基にオリジナルを作成したり、そのまま材料を購入したお店のレシピを利用していました。
- レシピを探したり、材料を人数分揃えたり、事前準備が大変なので最初のうちは、レシピを参考に作成した講座をする事をおすすめします。
まとめ

(私ではありませんが、↑ こんな感じでホワイトボードに書いたり、事前に準備をした磁石の紙を張り付けたりして授業をしていました)
カルチャースクール講師は、現在同じような講座が開講されていない場合は開講しやすいです。希望のカルチャースクールの会社へ連絡してみましょう!
いずれ、自宅サロンをオープンする時の集客にもなりますし、カルチャー教室をしていたという信頼感もお客様にとっては大きいようです。
今すぐに自宅サロンがオープン出来なくても出来ることから始めたのでいいですよ!
それが、カルチャースクール講師月2回だったり、出張マッサージだったり仕事をしながら自分のライフスタイルに合わせて選んでみて下さいね。
現在同じような方の相談を受けています。みなさん今の生活があって、いずれ・・・という方が多いです。私もその気持ちはわかります。子供が小さいとどうしても急に休まないといけない事が本当に多いんです。
自分のライフスタイルに合わせて出来る事から始めてみましょう!